この記事は4年くらいパチスロで勝ち越してるわたしが確率を疑ってみる記事です
この記事はエンターテイメントです
誰かと喧嘩する意図はありません
正20面体の話
サイコロは正6面体が一般的ですが
正〇面体の最高はたったの20です
正32面体も正64面体もありません
正8192面体も正65536面体もありません
この正20面体や正6面体のサイコロですらフェアな抽選を行えるかと問われると怪しいものがあります
大人数でしゃぶしゃぶをやっていたときに腹が一杯になって肉の押し付け合いになったことがあります
余った肉を処理するために正20面体を使いました
- 目が1〜15なら割り振られた番号の人が肉を3枚食べる
- 目が16〜20なら振り直し
- 人数は15人
この肉の押し付け合いの結果はというと1人が18枚の肉を食べ、他の人は0〜6枚の肉を食べました
この話だけを聞くと18枚食べた人は運が悪かった
たまたま出目が偏ってしまった
と思うことでしょう
フェアな抽選をしたうえで運悪く1/15を6回も引いてしまったと思うことでしょう
実はこの話には続きがあります
使っていた正20面体はMTGというカードゲームでライフポイントを数えるための物だったのです
つまり20から19へ、19から18へ、18から17へと転がしやすくなるように重心がずれているのです
それが理由でサイコロのように転がすと出やすい数字と出にくい数字がありました
18枚食べた人には出やすい数字が振り当てられていたというわけですね
ここまで読むとフェアな抽選ではないということがわかります
見た目が正20面体で、罰ゲームを決める抽選に使うという空気感であたかも同様に確からしい抽選を行なっているように勘違いしてしまいます
人数が15人で振り直しがあるから自分に当たる確率は1/15だって誰でも思っちゃいます
事情がわかると自分に当たる確率なんてわからなくなります
18枚食べた人が1/15より高確率
他の人が1/15より低確率
それしかわかりません
確率は同様に確からしい抽選をしていることが前提となる考え方なので
同様に確からしい抽選をしなくなった時点で確率の話などできないのです
同様に確からしい抽選は存在するのか
わたしは同様に確からしい抽選は不可能だと思っています
例え重心がしっかり中心にあるサイコロを振っても
振る人の力、振る人の癖、振る場所、サイコロの大きさなどの様々な要因でどうしても出やすい目と出にくい目が生じてしまうからです
またサイコロ本体を見ても
サイコロ自体が人の作った物なので重心がど真ん中にあるサイコロというものは存在出来ません
(人間は完璧な直線や図形を描けないという話と似てます)
ゲームやパチスロの抽選では乱数が使われていますが
この乱数に関しても同様に確からしい抽選はできないです
ゲームやパチスロはコンピュータが中に入ってます
本来コンピュータは人から受けた命令を実行するものなので
乱数のような「0〜65535の適当な数字を吐け」みたいな命令を直接下されても実行は不可能です
コンピュータから生まれる乱数とは無数の命令の組み合わせで複雑な計算式を立て、その計算結果を特定の数字で割り余りを吐くことでランダム性を持たせています
つまり人が作ったランダムなので小さな欠陥があって当然なのです
同様に確からしい抽選が存在しないのなら確率の話など意味がないじゃないかという考えに辿り着きました
あなたは神を信じますか?
あなたは確率を信じますか?
この2つは同レベルなことを言ってます
よく起こる現象は起きやすいからよく起こる
確率に対する信仰を捨てると
(麻雀のサイコロはやたら11が出るな…気のせいか)から
(麻雀のサイコロはやたら11が出るな…何故だろう)になり
(バケの後60回転ハマったら大体300は来ないな…気のせい気のせい)から
(バケの後60回転ハマったら大体300は来ないな…何かあるぞきっと)になります
確率を超えて起こることが目につくようになり
それを気のせいで済ませないで深く印象に残すようになると
勝負の勘がどんどん蓄積されます
数学真面目にやってる人にはごめんなさい
これらはわたしの周りでよく起こる現象です
理由は考えても考えてもわからなかったので
起きやすいから
ということで納得しました
よく起こる現象は起きやすいからよく起こる
これが腑に落ちたとき
確率のことしか考えない人よりかは
一枚上手の勝負が出来るようになることでしょう